Microsoft Copilot 料金プランを徹底解説!無料版から法人向けプランまで!(比較表付き)
この記事でわかること
Microsoft Copilotの料金プランについて「無料プランから法人向けプラン」まで違いを比較表で理解できます。
目次
はじめに
近年、生成AIは私たちの様々な業務で活用されつつあります。
その中でも、Microsoftの開発したAIサービス「Copilot」は人気のサービスの1つです。
- 自然で高精度なテキスト生成能力
- Office製品との連携
など、Copilotは個人だけでなく企業での活用も期待されています。
しかし、Copilotには無料版から法人向けプランまで「様々な料金プラン」があり、
それぞれ機能や制限が異なり分かりづらいという声もあります。
そこで本記事では、最新のCopilotの料金プランを徹底的に比較し、
無料版から法人向けプランまでの違いを分かりやすく解説します。
Copilot導入を検討する際の参考として、ぜひ最後までお読みください。
1.Microsoft Copilot の種類と料金プラン
Copilotは、ユーザーのニーズや利用シーンに合わせて複数の種類が用意されています。
各料金プランの最新情報を下記にまとめています。
4つのプランの詳細
1.1 Microsoft Copilot (無料版)
Copilot を気軽に試してみたい方におすすめの無料プランです。
「Bing AI」を搭載し
「テキスト、音声、画像を使ったチャット」「画像認識」「ドキュメント要約」「Web ブラウジング」
など、基本的な機能を無料で利用できます。
料金: 無料
対象: 個人向け
主な特徴:
- テキスト、画像によるチャットが可能
- 画像認識機能
- ドキュメントや Web ページの要約
- 1 日 15 回までの高速画像生成 (それ以降は生成に時間がかかる)
- Bing による Web ブラウジング
- プラグインの使用
制限事項:
- 同じチャット内での会話は 30 回まで
- Office 製品との連携は不可
1.2 Copilot Pro (個人向け)
無料版よりも多くの機能を利用できる個人向けプランです。
料金: 月額 3,200 円
対象: 個人向け
主な特徴:
- 一部のOffice 製品 (Word, Excel, PowerPoint, Outlook など) との連携
- ChatGPT最新モデル への優先アクセス (ピーク時でも高度な言語処理能力を活用可能)
- 1 日のチャット回数制限なし
1.3 Copilot for Microsoft 365 (企業向け)
企業での利用を想定したプランで、
Copilot Pro の機能に加え、チームワークや「Office製品との連携」が強化されています。
料金: 月額 4,497 円/ユーザー
対象: 法人向け
主な特徴:
- Business Chat: Microsoft Teams 内で組織のデータを横断的に検索・分析し、会話形式で必要な情報を取得できます。過去のチャットやメール、会議内容、ドキュメントなどを参照し、質問への回答やタスクの実行を支援します。
- 高度なセキュリティとコンプライアンス: 法人向けに設計されており、高度なセキュリティ設定やコンプライアンス要件を満たしています。
- Microsoft Teams との連携: Teams 内での会議の要約やリアルタイムの会話要約、Todo リストの自動抽出などにより、チーム全体の生産性を向上させます。
- Microsoft Word, Excel, PowerPoint などのOffice 製品 との連携:
- Word: 文書の作成、編集、校正、要約、翻訳などを支援します。例えば、議事録やレポートの作成、ブログ記事の執筆、マーケティング資料の作成などを効率化できます。
- Excel: データ分析、グラフ作成、数式入力、表作成などを支援します。例えば、売上データの分析、顧客セグメントの特定、財務予測の作成などを自動化できます。
- PowerPoint: プレゼンテーション資料の作成、デザイン、アニメーション、ナレーションなどを支援します。例えば、アイデアをスライドにまとめる、グラフや図表を挿入する、プレゼンテーションのリハーサルを行うなどを効率化できます。
- Microsoft Whiteboard との連携: Whiteboard を使用してアイデアのブレインストーミングを支援し、視覚的な連携を促進します。
- Forms でのアンケート作成: Copilot が質問や提案を草案として提供し、アンケートや投票などのフォーム作成を支援します。
- OneDrive for Web との連携: OneDrive 上で Copilot に質問を投げかけると、保存されたファイルから必要な情報を収集し、自動で回答を作成します。また、複数ファイルの要約も可能です。
注意点:
Copilot for Microsoft 365を利用するためには、特定のライセンス契約が必要です。
以下のライセンス
- Microsoft 365 E3、E5
- Microsoft 365 F1、F3
- Microsoft 365 Business Basic、Business Standard、Business Premium
- Office 365 E1、E3、E5
1.4 Copilot Studio (ボット作成/開発者向けプラットフォーム)
ローコードでカスタムのチャットボットを作成するためのプラットフォームです。
料金: 月額 25,000 円
対象: 開発者、企業
主な特徴:
- 最小限のコーディング知識で AI アシスタントをカスタマイズ
- 生成 AI プラグインによる機能強化
- データ統合 (Lakehouse テーブル、Power BI データセットなど)
- 堅牢なアクセス制御とセキュリティ機能
2.Copilotプランごとの比較表
下記に各プランごとの特徴や違いを比較表にまとめました。
プラン | 料金 | 主な機能 | 制限 | 対象ユーザー |
Copilot (無料版) | 無料 | Bing AI チャット、画像認識、要約、画像生成、Web ブラウジング | チャット回数制限、Office連携不可 | 個人 |
Copilot Pro (個人向け) | 月額 3,200 円 | Office連携、GPT-4 Turbo優先アクセス、画像生成強化、チャット回数無制限 | - | 個人 |
Copilot for Microsoft 365 (企業向け) | 月額 4,497 円/ユーザー | Business Chat、高度なセキュリティ、Teams連携、Office連携強化、Whiteboard連携、Forms連携、OneDrive連携 | 特定のMicrosoft 365/Office 365ライセンスが必要 | 法人 |
Copilot Studio | 月額 25,000 円 | カスタムチャットボット作成プラットフォーム、データ統合、高度なセキュリティ | - | 開発者、企業 |
※料金プランや詳細は、変更されている可能性があるため、公式のサイトで随時確認することをおすすめします。
図解バージョン
まとめ
本記事では、最新のCopilotの料金プランを比較し、それぞれのプランの特徴、機能について解説しました。
Copilotは、無料版から法人向けプランまで、さまざまなニーズに対応できるサービスです。
最適なプランを選択し、Copilotを効果的に活用していきましょう。